食中毒の発生について:群馬県前橋市(2016年4月7日)

前橋市内のスイミングスクールで食中毒が発生しました。

原因施設

前橋市内 スイミングスクール 

調査結果

 平成28年3月30日(水)に、「市内のスイミングスクールにて合宿を行っていた複数の学生が、発熱、嘔吐等の食中毒様症状を訴えている」旨の通報が前橋市保健所にありました。
 当所で調査したところ、合宿に参加し、当該施設の代表者が施設で調理した3月28日(月)昼から29日(火)夜に食事をした21人中20人が同様の症状を呈していることを確認し、以下のことがが判明しました。

・発症者の共通食は当該施設で調理された食事のみでした。
・発症者の複数の便および調理者(施設代表者)の便からサポウイルスが検出されました。
・発症者の症状はサポウイルスによる症状に合致していました。
・発症者を診察した医師から、食中毒発生届が提出されました。

 よって、当該施設が提供した食事による食中毒事件と断定しました。
 なお、発症者の方は全員快方に向かっております。

施設への措置

食品衛生法第6条違反(不衛生食品の調理提供による食中毒の発生)により指示書の交付

指導内容

施設の衛生確認及び営業者への衛生指導

サポウイルスについて

サポウイルスはノロウイルスと同じ科に属し、特徴はノロウイルスと類似しています。
人の腸の中で増殖し、少ないウイルス量で感染し、発症します。
ウイルスによる食中毒では、ノロウイルスの次に多く発生しており、人から人へ感染が起こることもあります。

1.主な原因食品
二枚貝(生カキ等)、ウイルス汚染された食品の喫食

2.主な症状
嘔吐、下痢、発熱等(通常は1日から2日で治まります)

3.予防方法
■食品を十分に加熱する(85~90度90秒間以上)
■手指や調理器具を十分に洗浄する
■感染者のおう吐物や排泄物を処理するときは、手袋などをして直接触れないようにする
■症状が改善しても2~4週間はウイルスが排出されるので二次感染に注意する

情報提供元:食中毒の発生について:前橋市