MERSコロナウイルスについて(2015年6月10日)

MERSコロナウイルス」は、先月(2015年5月)に韓国での感染が確認され、韓国・中国で感染が増え続けています。
厚生労働省が発表している情報を中心に、「MERSコロナウイルス」についてまとめました。

MERSコロナウイルスとは

MERSは、2012年に初めて確認されたウイルス性の感染症で、中東呼吸器症候群:Middle East Respiratory Syndromeの頭文字でMERSと呼ばれていおり、原因となるウイルスは、MERSコロナウイルス呼ばれてます。
2003年に流行した重症急性呼吸器症候群:SARS の原因となった病原体もコロナウイルスの仲間ですが、SARSとMERSは異なる病気です。

MERSの発生場所は?

感染患者は主に中東地域(アラブ首長国連邦、イエメン、イラン、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、ヨルダン、レバノン(2015年6月5日現在))で報告されており、これらの地域を渡航した人が媒介となり、ヨーロッパ(イタリア、英国、オーストリア、オランダ、ギリシャ、ドイツ、フランス、トルコ)、アフリカ(アルジェリア、エジプト、チュニジア)、アジア(フィリピン、マレーシア、韓国、中国)及び北米大陸(アメリカ合衆国)から患者の報告がされています。

MERS感染者の症状は?

主な症状は、発熱、せき、息切れなどです。
下痢などの消化器症状を伴う場合もあります。MERSに感染しても、症状が現われない人や、軽症の人もいますが、特に高齢の方や糖尿病、慢性肺疾患、免疫不全などの基礎疾患のある人で重症化する傾向があります。
中東地域からMERSの確定症例としてWHOに報告された者のうち、症状が悪化して死亡する割合は、約40%とされています。

MERSの感染方法は?

患者から分離されたMERSコロナウイルスと同じウイルスが、中東のヒトコブラクタから分離されていることなどから、ヒトコブラクダがウイルスの保有動物であるとされており、感染源の1つとして疑われていますが、人へどのように感染するか、正確には分かっておりません。
国内の動物園にいるヒトコブラクダは、MERSコロナウイルスを保有している固体は確認されていません。
ヒトからヒトへの感染は、家族間や、医療機関における患者間、患者-医療従事者間など、濃厚接触者間での感染も報告されています。主に、飛沫感染(咳やくしゃみなどによる)又は接触感染による感染であると考えられています。
ただし、季節性インフルエンザのように、次々にヒトからヒトに感染すること(持続的なヒト-ヒト感染)はないとされています。

MERSに対して気をつけることは?

MERSに対して注意できることは、MERSの患者が確認されている病院などの施設には近づかないようにし、感染が確認されている地域では、こまめに手を洗う、加熱が不十分な食品(未殺菌の乳や生肉など)や不衛生な状況で調理された料理をさけ、果物、野菜は食べる前によく洗う、マスクを着用するといった一般的な衛生対策を心がけることが必要です。
また、動物(ラクダを含む)との接触は可能な限り避ける必要があります。
これらの一般的な衛生対策は、MERSだけでなく様々な感染症を防ぐことにつながります。日常の生活においても心がけるようにしましょう。

医療施設や不特定多数の人が出入りする施設での注意点

MERSの感染は、主に飛沫感染又は接触感染であると考えられいるため、日常のウイルス対策、衛生対策が有効と考えられています。
殺菌エアータオルNewスーパーMは、SARSに対する有効性も確認されており、同じコロナウイルスであるMERSに対しても有効であると考えられています。
施設の出入り口や、手洗い時に利用する事により、日常の衛生対策を心がけましょう。

施設をより衛生的な環境へと改善するため、専門スタッフが設計から利用者の教育までをご提案させていただきます。お気軽にお問い合わせ下さい。

出典元:中東呼吸器症候群(MERS)について|厚生労働省