ノロウイルスの予防対策【感染対策】(2015年4月24日)

ノロウイルスって、どんなウイルス?

ノロウイルスは、1968年にアメリカのオハイオ州ノーウォークの小学校で集団発生した急性胃腸炎の患者の便よりウイルスが検出されたため、発見された土地の名前からノーウォークウイルスと呼ばれました。
1972年に電子顕微鏡での観察によりウイルスの中でも小さく、球形をしていたことから「小型球形ウイルス」の一種と考えられていました。
その後、ウイルスの遺伝子が詳しく調べられると、非細菌性急性胃腸炎をおこす「小型球形ウイルス」には2種類ある事が判明し、2002年8月の国際ウイルス学会にて、いままでノーウォーク様ウイルスと呼ばれていたものを「ノロウイルス」、もうひとつは「サポウイルス」呼ぶことになりました。

ノロウイルスの特徴

ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は年間を通じで発生しますが、特に11月から3月の冬季に多発します。
乳幼児や高齢者などでは重症化したり、吐しゃ物が気道に詰まることにより死亡する場合もあります。

下痢だけでなく、嘔吐が多い

ノロウイルスのは嘔吐を引き起こすことが特徴で、適切に処理・消毒をしないと、床に残ったウイルスが乾燥し、埃と共に空気中に舞い上がり感染が広がる危険があります。

消毒液に対する耐性

アルコールや高温に対する抵抗性が強いことが特徴で、乾燥や酸にも強く、水中でも長時間生きていることができる非常に厄介なウイルスなのです。

何度も感染することがある

ノロウイルスには多数の遺伝子型が存在するため、同じ人が複数の違った型のウイルスに感染することがあります。
さらに、感染が腸粘膜での局所感染なので免疫の持続時間が短いことも特徴です。

ノロウイルスの感染経路

ノロウイルスの感染経路はほとんどが経口感染で、次のような原因で感染いたします。

  • 汚染された二枚貝を生、又は過熱が十分でない状態で食べた場合
  • ノロウイルスに汚染された井戸水などを摂取した場合
  • 患者の便、吐しゃ物などを介した二次感染(手指による感染の他、殺菌が不十分で残ったウイルスが乾燥し空気中に舞うことにより直接感染する場合を含む)
  • 感染者を介して汚染された食品を食べた場合
  • 家庭などでのヒトからヒトへの飛沫感染

ノロウイルス感染時の症状

潜伏期間は24から48時間、主な症状としては、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛。発熱は軽度です。
通常であれば1,2日ほど症状が続いた後、治癒します。後遺症が残ることもありません。
乳幼児や免疫力の低下した老人の場合は長引くことがあるため、嘔吐や下痢による脱水症状に気をつける必要があります。

これで安心!予防のポイント

  • 下痢、風邪の照応がある人は食品を取り扱わない。
  • 調理器具、手指は十分に洗浄・消毒する。
  • 食材は十分に加熱処理する。(中心部が85~90℃で90秒以上)
  • 器具類は85~90℃の熱湯で90秒以上の加熱殺菌。
  • 薬剤使用は、次亜塩素酸ナトリウム濃度200ppmが有効

二次感染を防ぐには

下痢の症状がなくなってからも患者の便にはしばらくの間ウイルスが潜んでいます。患者の便や嘔吐物を処理する際には使い捨ての手袋を使用し、用便後や調理前の手洗いを徹底しましょう。
嘔吐物はペーパータオル等で取り除き、ビニール袋に入れてください。 取り除いた跡ににペーパータオルをかぶせ、その上から50倍~100倍に薄めた塩素系漂白剤を十分注ぎ、汚染場所を広げないようペーパータオルでよく拭きましょう。

ノロウイルスは乾燥すると空気中に漂い、これが口に入って感染することがありますので、便や嘔吐物を乾燥させないことが重要です。

食品取扱者様の予防について

近年では、食品取扱者(食品の製造等に従事する者、飲食店における調理従事者、家庭で調理を行う者などが含まれます。)を介してウイルスに汚染された食品を原因とする事例が増加しております。
調理前には必ず念入りに手を洗い、手洗い後に殺菌・乾燥を心がけましょう。
また、ウイルスは手洗い後の手のしずくなどにも潜んでおり、手の乾燥時の周辺環境にも配慮した殺菌を行うことが必要です。
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