新型ノロウイルス「GⅡ.17」大流行の恐れ(2015年9月2日)

2014年に中国南部で検出された新型ノロウイルス「GⅡ.17」は、ノロウイルスが変異し、日本でも昨年末から今年のはじめにかけてこのウイルスを原因とする食中毒などの健康被害事例が報告されています。
このGⅡ.17は、ヒトがまだ免疫を持たず、食品や人を経由しての感染力が非常に高いため、今年の秋から冬にかけて世界的に広く流行する恐れがあるとして、注意を促されております。

感染力と対処方法

ノロウイルスは、おう吐や下痢などの症状を起こす食中毒の原因となり、例年秋から冬にかけて流行します。
感染経路は、汚染されたカキなどの二枚貝を、十分な加熱調理をせずに食べたり、汚染された井戸水、簡易水道水を消毒不十分な状態で摂取するなどといった経路と患者との接触時の飛沫感染、患者の糞便、吐しゃ物を介した感染があります。また、食品取扱者が感染した状態で調理を行った食品を介した感染も増えております。
食中毒が発症した場合は、特効薬が無いため、脱水症状を起こさないように水分と栄養の補給を充分行うといった、対症療法となります。

食中毒の予防方法としては、従来のノロウイルス同様、食品取扱者や調理器具などからの二次感染を防止を防ぐため、確実に殺菌を行うことが重要です。また、食品を加熱する際には、中心部が85から90℃で90秒以上加熱することにより活性を失わせることができます。

(参考)
食品安全総合情報システム(食品安全委員会)
http://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu04300310450